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♪スウェーデン放送合唱団仙台公演

開催日時:2019年11月28日(木) 18:30

会  場:東北大学百周年記念 川内萩ホール

料  金:S席:4,000円 A席:3,000円 B席:2,000円

合唱団「萩」は、2018年11月末から12月初旬にかけて日瑞国交150周年記念事業の一環として合唱の本場スウェーデンを訪れ、スウェーデン放送合唱団(SRC)と共演して有意義な文化交流の時を持つことができました。その深い縁で、2019年のSRC日本ツアー公演の一環として、再び「萩」と共演することとなったのが、今回の仙台公演です。

北欧は、ハイレベルな合唱団が割拠する地域として知られています。スウェーデン放送合唱団は、その中でも横綱級の実力と歴史を誇るスーパー合唱団です。SRCは、1925年に創設。合唱の神様と称される大指揮者のエリック・エリクソンが首席指揮者に就任し、現在の形態となりました。以来飛躍的発展を遂げ、スウェーデンの音楽界はもとより欧米各地へのツアーやCD録音を通して、世界のトップ・アンサンブルとしての地位を確立しました。その後、アンデシ・オルウェル、グスタフ・ショークヴィストという巨匠たちに引き継がれ、1994年よりエストニアの巨匠トヌ・カリユステが首席指揮者に就任。このスウェーデン放送合唱団にとって初の外国人指導者により、東欧圏のレパートリーの拡充がなされ、グレツキ、シュニトケ等の録音で数多くの賞を受賞。またリゲティ、サンドストレム、ペルト、ペンデレツキ等の現代の大家がこの合唱団のために作品を書いています。
 新鋭のペーター・ダイクストラが首席客演指揮者を3年間務めた後、2007年9月に音楽監督に就任。彼は、エリック・エリクソン、トヌ・カリユステという両巨頭の薫陶を受け、スウェーデン放送合唱団の伝統を承継しながら、バイエルン放送交響楽団やベルリン・ドイツ交響楽団といった名門オーケストラを指揮するなど、シンフォニー指揮者としても活躍するダイクストラの統率能力と芸術性は各方面から非常に高く評価されており、再びスウェーデン放送合唱団の黄金時代を築きました。
 今回の公演では、20世紀後半を代表する作曲家、ペルト(エストニア)、シュニトケ(ロシア)、ヒルボルイ(スウェーデン)の現代曲からバッハの古典まで、至宝の合唱作品を取り上げています。まさに、本当に美しい無伴奏の多重唱が聴き手に「至上の音楽」として直接届くことでしょう。また、後半では、モーツァルトのアヴェ・ヴェルム・コルプスやフォーレのラシーヌ讃歌といった世界の合唱名曲作品が演奏されます。そして最後に、合唱団「萩」との合同で、武満徹編曲の「さくら」とスウェーデンの代表的な民謡を2曲お贈りいたします。
世界で最も美しいハーモニーを奏でると言われるSRCの音楽を何としても東北の方々、とくに震災復興の道をこれからも歩む若い世代に聞いていただきたい、との強い思いで、合唱団「萩」が主催いたします。
 
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