~新たなる挑戦~
人は人生の中で運命的なものを感じる瞬間があります。
昨年デビュー20周年を迎えましたが、今の自分の音楽の原点であるソフィア(ブルガリア)を訪れ、20数年ぶりにコンサートを開催しました。ソフィアの風景や空気が、僕に留学した時の熱い想いを思い出させてくれました。「偉大な音楽家、芸術家の精神に少しでも近づきたい、常に進化し続けたい」という10代の頃の夢や希望を全身で感じたのです。
21年目は僕にとって新たな出発の年になると確信しました。
新生及川浩治の1年目のプログラムは、それにふさわしい若さと夢とロマン、そしてヴィルティオジティに溢れた作品を選択し、「音楽は人とその感動を共感するものである」という、僕の信念をご来場頂いた皆さんに伝えることができたらピアニストとしてこれ以上の幸せはありません。
及川浩治
<プログラム>
J.S.バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ ニ短調 BWV1004より
ショパン:ラルゲット(ピアノ協奏曲第2番 op.21より第2楽章)
ショパン:練習曲《別れの曲》ホ長調 op.10-3
リスト:パガニーニ練習曲《ラ・カンパネラ(ブゾーニ編)》嬰ト短調
リスト:愛の夢第3番 変イ長調
リスト:メフィストワルツ第1番
ドビュッシー:月の光
ドビュッシー:アルペッジョのための練習曲
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ラヴェル:ラ・ヴァルス
ラフマニノフ:前奏曲《鐘》嬰ハ短調 op.3-2
ラフマニノフ:ヴォカリーズ(コチシュ編)嬰ハ短調 op.34-14
クライスラー(ラフマニノフ編):愛の喜び
ラフマニノフ:練習曲《音の絵》ニ長調 op.39-9
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