名取市文化会館の15周年記念事業として開催される歌劇『カルメン』。スベインを舞台にしたオベラとして有名だが､演出を担当する狂言師の茂山あきらは、舞台設定をスベインの植民地であった19世紀のフィリピンに移し替え、東洋的なエッセンスも織り交ぜた新たなアプローチで情熱の世界を描きだす｡カルメン役には、その歌声と美貌で見る者を魅了するジュゼッピーナ・ピウンティ、相手役のドン・ホセ役にはミラノ・スカラ座で活躍するロザリオ・ラ・スピナを迎えた。オーケストラには、仙台を本拠として活躍する、仙台フィルハーモニー管弦楽団、そして指揮を務めるのは、オーケストラ・アンサンブル金沢の音楽監督などを務める井上道義。「闘牛士の歌」「ハバネラ」といった誰もが一度は耳にしたことがある歌曲を、珠玉のキャストによる圧倒的な歌声で間近に堪能できる。愛とジェラシーが交錯し、衝撃的なラストが深い印象を残す舞台をお見逃しなく。

 

カルメン(ジプシーの女、レジスタンス)：ジュゼッピーナ・ピウンティ 

ドン・ホセ(混血の伍長)：ロザリオ・ラ・スピナ 

エスカミーリョ(闘牛士)：ダニエル・スメギ

ミカエラ(現地人の娘)：小川 里美

 

指揮：井上 道義

演出：茂山 あきら 

管弦楽：仙台フィルハーモニー管弦楽団 

合唱：仙台オペラ協会合唱団・仙台放送合唱団

児童合唱：NHK仙台少年少女合唱隊

ダンス：仙台ノイエタンツ研究所

 

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