“ハイドンと3人のバッハ”
こんにち最も有名なバロック時代の作曲家であるJ.S.バッハ(いわゆる大バッハ)ですが、誤解を恐れずに言えば、その息子たちは父以上に後の時代に強い影響を与えました。
一見、繋がりがなさそうな大バッハとハイドンですが、大バッハの二人の息子の作品を聴くとそこには切っても切れない連続性が見えてきます。いや、むしろ繋がりなんて見えなくてもいい、息子たちは強烈な個性を持った作曲家なのです。
ハイドンやベートーヴェンに強い影響を与えた次男カール・フィリップ・エマニュエルの交響曲は、初めて聴く人には間違いなく衝撃的。イタリア趣昧の作風でオペラも作曲した売れっ子の末っ子、ヨハン・クリスティアンのチェンバロ連弾はバロック時代と古典派時代の間を繋いだきらびやかな時代の風を感じさせます。
一方メインでお送りするハイドンの交響曲“ラ・ロクスラーヌ"は、ハイドンが当時夢中になっていたオペラの影響の強い目まぐるしい作品です。
ここまで、知っている曲がないと諦めた方もご心配なく。大バッハのいわゆる“G線上のアリア"もお届けします。
私たちIAは今年も、「O歳児からのお子様の入場可能」、「入退場自由」、「解説付き」、「リハーサル公開」となっております。是非ご自身のスタイルでコンサートをお楽しみください。[リーダー/成沢 恵]
<プログラム>
J.ハイドン
交響曲 第63番 ハ長調 Hob.I:63 ラ・ロクスラーヌ(La Roxelane)
J.C.バッハ
四手のための鍵盤ソナタ イ長調 Op.18-5
C.P.Eバッハ
弦楽のためのシンフォニア 第1番 ト長調 Wq.182-1
J.S.バッハ
管弦楽組曲 第3番ニ長調 BWV1068より「エール」(G線上のアリア)
※10.8(日)開場/13:30 開演/14:00
※指揮者のいないリハーサル(公開リハーサル)11:00~11:30 入退場自由
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